派遣の施工管理で詰むタイプには、いくつかの特徴があります。ただ、私は先に結論を言っておきます。詰みそうな特徴の大半は、後から克服できます。本当に詰むのは、問題を持っている人ではなく、問題の原因を他人や社会のせいにして、解決策を実行しない人です。
この記事では、派遣の施工管理で詰みやすいタイプを10個あげて、それぞれをどう克服するかをまとめます。私自身、派遣になってからも資格を取り続け、勉強方法や考え方を学びながら働いてきました。そのなかで役に立ったと思う書籍と、他の方が解説している動画も紹介します。
なお、未経験で派遣の施工管理を始めること自体が厳しい理由は、別の記事にまとめています。この記事は、その厳しさのなかで、本人の特徴が原因で詰んでしまうケースに絞った内容です。

派遣の施工管理で詰むタイプ10個
私が考える、派遣の施工管理で詰みやすいタイプは次の10個です。
- 目を見て話すことができない
- 声が小さい
- 暗い
- 勉強が嫌い
- 考えるのが苦手
- 図面が読めない
- パソコンが苦手
- 朝が弱い
- 清潔感がない
- 健康管理ができていない(太っている)
この10個を、原因別に整理すると4つに分かれます。コミュニケーション、勉強・思考、スキル、生活習慣です。どれも生まれつき決まっているものではなく、トレーニングや習慣で変えられるものです。

目を見て話せない・声が小さい・暗い:コミュニケーションの問題
この3つは、まとめて「コミュニケーションの問題」です。施工管理は、職人さん、協力会社、発注者、派遣先の社員と毎日話す仕事です。目を見て話せない、声が小さい、暗い印象を与える、という状態だと、相手に伝わらないか、信頼されにくくなります。
ただ、コミュニケーション能力は先天的な才能ではありません。後天的にトレーニングで伸ばすことができます。最初は、挨拶と返事だけ大きな声ではっきり言う、相手の目をじっと見るのが難しければ眉間や鼻のあたりを見る、といった小さな練習から始められます。
おすすめの書籍は次のとおりです。
動画では、声の出し方を解説している次の動画が参考になります。
勉強が嫌い・考えるのが苦手:施工管理を続けるなら逃げられない
施工管理の仕事を続けていくなら、勉強からは逃げられません。まず、施工管理技士の資格試験に合格しなくてはいけません。そして、合格した後も勉強に終わりはありません。法令も工法も変わりますし、仕事の幅を広げるには、新しい知識が必要になるからです。
私は、派遣になってからもいくつも資格を取りました。1級施工管理技士だけで満足してはいけないと思っています。派遣になってから取得したのは、1級機械保全技能士、消防設備士、TOEIC910点、エネルギー管理士などです。勉強時間は、早朝や昼休みを使って確保しました。

勉強が嫌い、考えるのが苦手、という人は、勉強法と思考法を知れば克服できます。私が大事だと思うポイントは次の4つです。
- 毎日の勉強時間を確保する(早朝・昼休み・通勤時間など、固定の時間を決める)
- 習慣化する(やる気に頼らず、毎日同じ時間に同じ場所でやる)
- 忘却曲線を意識して、復習のタイミングで記憶を定着させる
- 考え方の型を身につけて、考えるのが苦手を減らす
勉強法と習慣化のおすすめの書籍は次のとおりです。
- 『神・時間術』樺沢紫苑:時間がない社会人が、集中できる時間を使う方法
- 『アウトプット大全』樺沢紫苑:読む・聞くだけでなく、アウトプットで記憶を定着させる方法
- 『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』ジェームズ・クリア:小さな習慣を積み重ねる方法
考えるのが苦手な人には、思考法の本が役に立ちます。
- 『地頭力を鍛える』細谷功:結論から考える、全体から考える、などの思考の型
- 『ロジカル・シンキング』照屋華子・岡田恵子:論理的に考えて、整理して伝える基本
参考になる動画は次のとおりです。
施工管理技士の参考書や専門書の管理方法については、こちらの記事も参考にしてください。

図面が読めない・パソコンが苦手:トレーニングと調べ方で克服できる
図面が読めない、パソコンが苦手、というのは、スキルの問題です。これもトレーニングで克服できます。大事なのは、分からないことを放置せず、調べ方を身につけることです。分からない用語や記号は、その場で調べて、メモに残す。この繰り返しで、図面もパソコンも少しずつ読めるようになります。
図面については、基礎的な読み方を解説している動画があります。
パソコンは、まずExcelの基本操作から始めるのがおすすめです。
私自身、CADとExcelを使いこなせるようになったことが、施工管理の仕事で大きな武器になりました。

朝が弱い・清潔感がない・健康管理ができていない:意識と習慣化で変えられる
この3つは、スキルというより生活習慣の問題です。意識することと、習慣化することで克服できます。施工管理の現場は朝が早いので、朝が弱いのは大きな不利になります。清潔感や健康管理も、現場の職人さんや派遣先の社員から見たときの信頼に直結します。
朝が弱い人は、早起きを習慣化する方法を学ぶのが近道です。夜の過ごし方を変えるだけで、朝が楽になる人も多いです。清潔感は、髪、服、においなど、基本的な身だしなみを整えることから始められます。健康管理は、睡眠、食事、運動の3つを、無理のない範囲で習慣にしていきます。
おすすめの書籍は次のとおりです。
- 『スタンフォード式 最高の睡眠』西野精治:睡眠の質を上げて、朝を楽にする方法
- 『人は見た目が9割』竹内一郎:見た目や雰囲気が、相手にどう伝わるか
- 『医者が教える食事術 最強の教科書』牧田善二:健康のための食事の考え方
動画では、早起きの習慣づくりを解説している次の動画が参考になります。
なお、朝起きられない状態が長く続く場合は、生活習慣だけでなく、体調面の問題の可能性もあります。その場合は、無理に自分だけで解決しようとせず、医療機関に相談してください。
施工管理の技術だけでなく、ビジネスパーソンとしてのスキルを高める
ここまでの10個を見て分かるとおり、詰むかどうかを分けるのは、施工管理の技術的な知識だけではありません。もちろん、施工管理の技術的な勉強は大事です。ただ、それと同じくらい、1人のビジネスパーソンとして必要なスキルを高めていく必要があります。
コミュニケーション、勉強の習慣、考える力、パソコンスキル、生活習慣。これらは、施工管理の仕事だけでなく、どの仕事でも通用する土台です。派遣で働く場合は、派遣先が変わっても通用するスキルを積み上げた人ほど、長く選ばれる側にいられます。

本当に詰むのは「他責」と「怠惰」の人
ここまで、詰みそうな10個の特徴を見てきましたが、どれも原因があり、解決策があります。問題には原因があり、解決策がある、というのが私の考えです。
本当に詰む人は、2種類います。1つ目は、問題の原因が社会や他人にあると思ってしまう人です。これを他責思考と言います。原因を他人のせいにしている限り、自分は何も変えようとしないので、状況は変わりません。2つ目は、解決策を知っていても実行しない人です。つまり怠惰です。
逆に言えば、今できていないことがあっても、原因を自分の問題として受け止め、解決策を実行できる人は、詰みません。主体性については、次の書籍が参考になります。
- 『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』スティーブン・R・コヴィー:自分の行動に責任を持つ「主体性」の考え方
まとめ
- 派遣の施工管理で詰みやすいタイプは、目を見て話せない、声が小さい、暗い、勉強が嫌い、考えるのが苦手、図面が読めない、パソコンが苦手、朝が弱い、清潔感がない、健康管理ができていない、の10個
- コミュニケーションは、後天的なトレーニングで伸ばせる
- 勉強と思考は、勉強法と思考法を知れば克服できる。施工管理を続けるなら、勉強からは逃げられない
- 図面とパソコンは、トレーニングと調べ方で克服できる
- 朝・清潔感・健康管理は、意識と習慣化で変えられる
- 本当に詰むのは、他責思考の人と、解決策を実行しない人
最後に、この記事で紹介した書籍や動画は、あくまで私が参考になると思うものです。合う、合わないがありますので、まずは1つ試してみて、自分に合うものを続けてみてください。
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