派遣の施工管理を探していると、派遣先が求めるスキルの欄に「なにかしらのCADソフトの使用経験」と書かれていることがあります。このとき、CADが全くできない人は、その派遣先の選択肢から外れてしまいます。修正程度の簡単なCAD操作さえできれば、選べる派遣先の幅はかなり広がるのに、これは本当にもったいないことだと思います。
CADが全くできない人に、CADの仕事は回ってこない
私自身、CADスキルのおかげで派遣の施工管理という働き方の選択肢を大きく広げてきました。今回は、私がどうやってCADスキルを身につけてきたのか、そのスキルが施工管理の仕事にどう活きたのかを振り返ってみます。
「CADできます」と言い張って、スーパーゼネコンの派遣CADオペになった
私は27歳のとき、3年間の海外放浪から帰国して、スーパーゼネコンで派遣のCADオペとして働き始めました。CADは高専時代の授業で習っていたのである程度は使えましたが、実務での使用経験はほとんどありませんでした。それでも「CADできます」と言い張って、そのポジションに就くことができました。
結果として、大型プロジェクトで2年間、ずっとCADの仕事に携わることになりました。実務経験がほとんどなかったため苦労したことも多かったですが、机に忍ばせた教材やインターネット検索の力を借りながら、日々なんとか適応していきました。厳しい上司の指導のもとで、図面でチェックすべきポイントなども、このときにしっかり身につけることができました。あのとき「CADできます」と言い張って、毎日CADを使う仕事に就けたことで、CADスキルを上級者レベルにまで高めることができたのだと思っています。
通信制大学との両立、そして3回目の無職
その後、1回無職を挟んで、通信制の大学で勉強しながら都内で派遣のCADオペの仕事に就きました。月30万円程度の給料でしたが、残業はほとんどなく、無理なく学業との両立ができました。仕事は指示された図面を描くだけだったので、スーパーゼネコンで厳しい上司に鍛えられた私にとっては、とても簡単なものでした。比較的自由に仕事をさせてもらえたので、作図の自動化にも取り組み、さらにCADスキルを上達させることができました。その後、大学最後の1年は卒論に専念するという理由をつけて、3回目の無職になりました。
海外の施工管理に挑戦するも、8カ月で4回目の無職に
大学も終わる頃には、経済的にかなり厳しい状態になっていました。CADオペは確かに楽で、生活を回す程度の収入は得られますが、まだ体力もありましたし、23歳のときに取得していた2級施工管理技士の資格と、TOEICスコア835点くらいの実績があったので、思い切って卒業と同時に契約社員という形で海外の施工管理の仕事に就きました。
結局、凄まじい激務を強いられる海外の労働環境と、長年のブランクから適応が難しく、8カ月ほどで辞めることになりました。4回目の無職です。それでも、施工管理の仕事で生活を立て直そうという意志は変わらず、国内で派遣の施工管理の仕事に就くことにしました。
CADへの自信が、派遣の施工管理でも武器になった
CADに対しての圧倒的な自信は、派遣の施工管理になってからも私の武器の1つになりました。派遣の施工管理では、正社員よりできることが1つでもあれば、派遣先からかなり重宝されます。当時32歳、無職だった私に月50万円の給与が提示されたのですが、会社はレオパレスを用意してくれて、レンタカーも1台用意してくれました。往復4万円ほどかかる帰省費も、毎月会社が負担してくれました。2級施工管理技士の資格に加えて、CADに全く不安を持っていなかったことが、少なからず前向きに受け止められた結果だと捉えています。
CADができると、施工管理担当としての価値も上がる
CADができない人には、CADの仕事は回ってきません。だからこそ、多少見栄を張ってでも「CADできます」と言って、CAD業務に関わるチャンスを得ることが重要だと私は思っています。そうすれば、CADオペとしての仕事も得られますし、CADのできる施工管理担当という、派遣先にとって魅力的な存在にもなれます。忙しくない時期でも完成図書の作成などのCAD業務を任せてもらえるので、暇を持て余すこともなくなりますし、契約更新の確率も上がります。
CADだけの仕事はAIに置き換わっていく。だから施工管理担当を目指すべき
ただし、ここは強調しておきたいのですが、CADオペという仕事そのものは、今後AIによって置き換わっていく可能性が高いと私は考えています。図面を指示通りに描く、修正するという作業は、AIが最も得意とする領域だからです。一方で、現場の状況を判断し、様々な関係者と調整しながらプロジェクトを進める施工管理という仕事は、AIに完全に置き換わるまでにはまだ時間がかかると私は予測しています。だからこそ、CADオペだけを目指すのではなく、CADのできる施工管理担当を目指した方が、これからの時代を生き抜きやすいと思っています。
今は教材も充実。独学でも十分に対応できるレベルには到達できる
今は教材も充実しているので、独学でもある程度のCADスキルを身につけることは十分可能です。施工図担当のポジションを目指すのでない限り、既に存在している図面を修正して印刷する程度の作業ができれば、まず問題はありません。そのレベルなら、時間をかければ誰でもすぐに到達できると思います。
要望があれば、私がCADを教える講座を再開しようかと検討しています。人数は限定になると思いますが、無料体験版を使った2週間くらいの講座をイメージしています。「修正程度はできます」と言えて、業務で困らない程度にCAD作業ができるようになる内容にしたいと考えています。気になる方は、お気軽にお問合せください。
CADが不安だという方も、まずは気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。派遣の施工管理という働き方に興味を持った方、今の働き方に少しでも不安がある方は、LINEから気軽に相談してください。私が資産3,000万円を作るまでの経緯は、書籍『派遣の施工管理で3,000万円作った方法』にもまとめています。日々の発信はYouTube・Instagram・Xでもしていますので、よければそちらもチェックしてみてください。
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