施工管理の派遣をやるなら、派遣会社選びがいちばん大切です。派遣会社は日本にたくさんあり、ハズレの派遣会社に入ってしまうと、ただ搾取されるだけになります。
私は派遣の施工管理で借金を完済し、30代で資産3000万円に到達しました。その土台になったのは、条件の良い派遣会社を選べたことです。今回は、施工管理派遣の派遣会社選びで外してはいけない12の条件を、理由とあわせて解説します。動画でも同じ内容を紹介しています。
施工管理派遣の派遣会社選び12の条件
- 全国に支店がある
- 施工管理専門の技術者派遣
- 派遣先の選択肢が多い
- 無期雇用契約
- 月給制
- 土日祝休み
- 社会保険完備
- 寮費無料(or 家賃負担)
- 交通費全額支給
- レンタカー支給
- 残業代が1分単位で支給
- 帰省費支給
施工管理派遣の派遣会社選びで、ハズレを避けるべき理由
派遣会社は、どこも同じではありません。ハズレの派遣会社に入ると、本来もらえるはずの給料や休みが削られ、搾取されるだけの働き方になってしまいます。
「大手だから大丈夫」ということもありません。総合人材派遣会社は、組織としては大きな会社です。ところが、非正規雇用の社会問題として語られる派遣の多くは、この総合人材派遣会社の仕組みの中で不利な条件に置かれている派遣社員だと、私は見ています。会社の大きさと待遇の良さは別の話です。施工管理で働くなら、総合ではなく、施工管理専門の派遣会社を選ぶべきだと私は考えています。
総合人材派遣と、施工管理専門の技術者派遣の違い
総合人材派遣会社は、登録制で仕事があれば紹介されるシステムを採用していることが多くあります。仕事の種類は幅広く、案件がなければ収入は入りません。
一方、施工管理専門の技術者派遣会社は、派遣会社に無期雇用され、施工管理人材を必要としている現場に派遣されます。建設業界では、施工管理人材の需要が絶え間なく存在します。企業が求めているのは総合職ではなく、施工管理の専門人材です。需要と供給がかみ合った、合理的なビジネスモデルだと思います。だからこそ、施工管理で派遣をやるなら、総合人材派遣ではなく、施工管理専門の技術者派遣会社を推します。
| 総合人材派遣 | 施工管理専門の技術者派遣 | |
|---|---|---|
| 雇用の形 | 登録制が多い。仕事があれば紹介される | 派遣会社に無期雇用される |
| 仕事の内容 | 事務・軽作業など幅広い | 施工管理メイン |
| 企業の需要 | 案件ごとに増減する | 施工管理人材の需要が常にある |
| 収入の安定 | 案件がないと収入が不安定 | 雇用が続くので安定しやすい |
会社の規模・専門性に関する条件(1〜3)
1. 全国に支店がある
全国に支店がある派遣会社は、全国の現場を扱えます。次の現場を探すときも、地域を広く選べるので、希望の条件に合う案件が見つかりやすくなります。
2. 施工管理専門の技術者派遣
施工管理専門であれば、担当者が現場の仕事や資格の価値を理解しています。資格や経験が、きちんと条件に反映されやすいのが利点です。
3. 派遣先の選択肢が多い
案件の数が多いほど、自分に合う現場を選べます。選択肢が少ないと、条件に不満があっても断れません。案件が多い会社は、交渉もしやすくなります。

雇用・給与・休みに関する条件(4〜7)
4. 無期雇用契約
有期雇用派遣ではなく、無期雇用派遣で働くことをおすすめします。両者の違いは次のとおりです。
| 有期雇用派遣 | 無期雇用派遣 | |
|---|---|---|
| 派遣会社との雇用契約 | 期間の定めがある(派遣先の契約に合わせることが多い) | 期間の定めがない |
| 派遣先との契約が終わると | 雇用も終わる場合がある | 派遣会社に雇用された状態が続く |
| 次の現場が決まるまで | 収入が途切れる不安がある | 雇用が続くので、安心感が高い |
| 派遣期間の制限 | 同じ職場で原則3年まで | 3年の制限の対象外 |
1つの派遣先との契約が終わっても、派遣会社に雇用された状態は続きます。これが無期雇用の最大のメリットです。契約更新のたびに「来月から仕事がなくなるかも」と不安になる必要がありません。

5. 月給制
時給制ではなく、月給制の会社を選んでください。月給制なら、働き方は正社員とほぼ変わりません。休日が多い月でも収入が大きく減らず、毎月の収入が安定します。間違えて時給制を選ばないようにしましょう。
6. 土日祝休み
土日祝が休みで、さらにお盆、年末年始、ゴールデンウィークの休暇がある会社が理想です。有給休暇もあります。私がいた派遣会社では、入社6か月後に10日の有給休暇が与えられ、毎年増えて、最大20日が付与されました。
なお、年次有給休暇は法律でも、6か月継続して勤務し、全労働日の8割以上出勤した場合に10日が付与され、勤続年数に応じて最大20日まで増える仕組みです。派遣社員にも同じ権利があります。
7. 社会保険完備
健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険の社会保険に、会社で加入します。この点は正社員と変わりません。良い派遣会社では当たり前ですが、悪い派遣会社では、会社で加入してもらえないこともあります。入社前に、加入するかどうかを必ず確認してください。
手当・福利に関する条件(8〜12)
ここからは、生活費を左右する条件です。条件が良い会社ほど支出を抑えられるので、資産形成にも直結します。
8. 寮費無料(or 家賃負担)
寮費が無料、または家賃を会社が負担してくれる条件は、支出を大きく減らせます。家賃は毎月の支出の中で最も大きい項目です。ここが0円になるだけで、貯められる金額は大きく変わります。
9. 交通費全額支給
現場までの交通費は、全額支給が基本です。上限があると、遠方の現場に入るたびに自己負担が発生します。
10. レンタカー支給
現場が地方にある場合は、移動にレンタカーが必要です。レンタカーを会社が用意してくれる条件なら、車を持たなくても働けます。
11. 残業代が1分単位で支給
残業代が1分単位で支給される会社を選んでください。15分や30分単位で切り捨てられると、毎月の手取りが少しずつ減っていきます。1分単位なら、働いた分がそのまま収入になります。
12. 帰省費支給
遠方の現場で働く場合は、帰省費の支給があるかも重要です。家族に会う費用を自分で負担しないで済みます。
これらの条件を満たす派遣会社で働くと、手取りを増やし、支出を抑えられます。私の手取りと収支の実例は、こちらの記事にまとめています。

契約前に確認したい派遣会社のチェックリスト
- 派遣事業の許可を得ているか(厚生労働省の人材サービス総合サイトで確認できます)
- 無期雇用か、有期雇用か。契約が終わった後の扱いはどうなるか
- 月給制か、時給制か
- 社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)に会社で加入できるか
- 休日と長期休暇(お盆・年末年始・GW)、有給の付与日数
- 寮費・交通費・レンタカー・帰省費・残業代の扱いは、書面で確認できるか
- 派遣会社のマージン率(派遣料金のうち会社の取り分)が公開されているか
書面で確認できない条件は、口約束で終わる可能性があります。面談で、必ず確認してください。
まとめ:施工管理派遣の派遣会社選び
- 派遣会社はハズレを選ばないことがいちばん大切。大手だから安心とは限らない
- 施工管理専門の技術者派遣で、無期雇用が理想
- 月給制・土日祝休み・社会保険完備は最低条件
- 寮費・交通費・レンタカー・残業1分単位・帰省費の条件が、手取りと資産形成を左右する
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