派遣施工管理で資産3,000万円に到達するまでを振り返るシリーズの④、最終回です。①借金完済まで、②資産形成のスタート、③積立投資とNISAと振り返ってきました。今回は「入金力」そのものを上げるためにやったことをまとめます。積立投資の利回りは自分でコントロールできません。しかし、入金力(手取りから投資に回せる金額)は、自分の行動次第で確実に伸ばせます。
昇給の交渉で入金力を底上げする
派遣社員は「昇給交渉なんてできない」と思われがちです。しかし私は、派遣先での契約更新のタイミングで実際に交渉をしてきました。ポイントは大きく2つです。
- 更新のタイミングを逃さないこと。契約更新の話が出るタイミングは、こちらの希望を伝えられる数少ないチャンスです。何も言わずに流れで更新してしまうと、条件は基本的に変わりません。
- 「辞めてもいい」という選択肢を持っておくこと。資格や実務経験があれば、今の派遣先以外にも選択肢があります。他に行き場がない状態で交渉すると、足元を見られてしまいます。一方で、代わりの選択肢があれば、交渉の土俵に立てます。
無職を4回経験した後でも、好条件の派遣契約を決められました。それは、2級施工管理技士の資格を取っておいたことで、この「辞めてもいい」状態を自分で作れたからだと思っています。
資産形成に不利な習慣を手放す
派遣の施工管理は、現場によっては正社員より残業が少なくストレスも少ない働き方ができます。そのため、時間と気持ちに余裕ができました。すると、それまで惰性で続けていた習慣を見直せるようになりました。私が段階的にやめていったのは、次のようなものです。
- タバコ
- パチンコなどのギャンブル
- 付き合いだけの飲み会
- コンビニでのついで買い
- 外食のラーメン店通い
一気に全部やめたわけではありません。無理のない範囲で少しずつ減らしていった結果、気づけば支出も時間の使い方も変わっていました。派遣社員という立場と特に相性が悪いのは、その場のストレス発散を目的にした習慣だと感じています。なぜなら、ストレスの原因になっている働き方自体を変えられるなら、発散のための出費を減らす方が根本的な解決になるからです。
資産形成に有利な習慣を身につける
やめる習慣がある一方で、新しく取り入れてよかったと感じている習慣もあります。
- 早起きして、出社前に自分の時間を確保する
- 資格の勉強や読書の時間を作る
- 運動を習慣にして、体調不良による出費や離脱を減らす
- 歯医者に定期的に通い、将来の高額な治療費を予防する
- 弁当と水筒を持参し、外食・飲み物代を減らす
- 不要な保険に入らず、その分を投資に回す
- ポイ活で、日常の支払いから少しずつポイントを積み上げる
- 迷う場面を減らすためにルーティーン化する
どれも派手な工夫ではありません。共通しているのは、「毎回考えて決める」場面を減らしているという点です。判断する回数が減ると、無駄遣いや衝動的な支出も自然と減っていきました。
①〜④を振り返ってのまとめ
ここまで4回にわたって振り返ってきました。改めてまとめると、次のようになります。
- 借金があっても、資格を武器にすれば派遣の施工管理で条件のいい仕事を見つけられる
- 生活防衛資金を確保したら、残りは早めに投資に回した方が資産形成のスピードは上がる
- NISA・iDeCoを使ったシンプルな積立投資だけでも、続ければ着実に資産は増える
- 入金力(昇給交渉・支出の習慣)を上げる工夫が、積立投資の効果をさらに大きくする
- 派遣社員だからできない、ということはほとんどない
無職4回、借金450万円からのスタートでした。それでも、派遣の施工管理という働き方の中で、資格・積立投資・入金力の3つを地道に積み上げたことで、資産3,000万円に到達できました。今、同じように働き方や将来のお金に不安を感じている方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。
私が資産3,000万円を作るまでの経緯は、書籍にまとめています。気になる方はチェックしてみてください。
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