CADオペから施工管理への転身をすすめる理由|収入とAI失業対策

CADオペから施工管理への転身を示す比較図 CAD・プログラミング

誤解を恐れず言えば、CADオペという仕事は楽です。ある程度覚えてしまえば、あとはほとんど脳のメモリを使わずに惰性でいなすこともできます。年数が経てば手先の動きに慣れ、他の人より圧倒的に速くなり、評価されるので気持ちよくなります。誰よりも早くミスも少なくできれば「早いね、すごいね」と褒められて、それなりの充足感も得られます。

ただ、その心地よさの先に何があるのかを考えたとき、私はCADオペから施工管理への転身を強くすすめたいと思っています。この記事では、CADオペという仕事の構造的な弱点と、施工管理へ転身することでそれをどう解消できるのかを、私自身の経験を踏まえてお伝えします。

CADオペという仕事が”楽”に感じられる理由

CADオペの仕事は、一度手順を覚えてしまえば再現性が高く、体で覚えた作業をこなしていく比重が大きくなります。スピードと正確さが上がるほど周囲からの評価も上がり、「任せておけば安心」というポジションを得やすいのが特徴です。この安定感、居心地の良さこそが、CADオペという仕事の最大の魅力であり、同時に後述する伸びしろの問題を見えにくくしてしまう要因でもあります。

CADオペの収入の伸びしろは大きくない

CADオペの収入は、正直なところ伸びしろが大きくありません。年数を重ねても年収300万円台のまま、という方も少なくないのが実情です。作業スピードが評価されるとはいっても、それが収入に反映される幅は限られており、どれだけ速く正確にこなせても、単価そのものが大きく変わるわけではないからです。

AIによって比較的早い段階で奪われる仕事でもある

さらに見過ごせないのが、CADオペの仕事はAIによって比較的早い段階で代替されやすい領域だという点です。手順化・再現性が高い作業ほどAIが得意とする分野であり、CADオペの仕事はまさにその条件に当てはまります。居心地の良さに安心してしまうと、変化に気づいた頃には選択肢が狭くなっている、という展開も十分にありえます。

実際に、「AutoCADはもう不要」という声もSNS上で出てきています。なぜなら、AIが図面データ(DXF)を直接生成できるようになるかもしれないからです。そうなれば、CADソフトを介する工程そのものが省略されていく可能性があります。もちろん、完全に無くなるまでには多少のタイムラグがあるでしょう。しかし、CADオペという仕事の寿命は、施工管理と比べて短くなりやすい。これが私の見立てです。

CADオペが向いている人もいる

ここまで収入面やAIによる代替リスクの話をしてきました。とはいえ、CADオペという仕事そのものを否定したいわけではありません。たとえば、社会人学生として学業と両立したい人。副業や趣味など、他にやりたいことがある人。在宅勤務を希望する人。こうした人たちにとって、CADオペは今でも魅力的な選択肢です。

たしかに、貯金をどんどん増やしていくのは難しいかもしれません。しかし、生活が十分に回るくらいの収入は得られます。しかも、残業が比較的少なく、ワークライフバランスを確保しやすいという利点もあります。

収入の伸びしろやAI失業リスクを踏まえたうえで、今後をどうするか考えてみましょう。今の働き方を続けるか、施工管理へ転身するか。自分のライフスタイルに合わせて選べばよいと思います。

実際、私は社会人学生としてCADオペの派遣社員をしていた時期、定時で帰って学校の課題に充てる時間を確保するために、Excelマクロで作図コマンドを自動生成する仕組みを作っていました。当時の様子を撮った動画が以下です。

生存戦略としての施工管理への転身

こうした収入の伸びしろとAI失業リスクの両方に対する生存戦略として、私が提案したいのが施工管理への転身です。CADができる人は、施工管理の仕事でも活躍できる場面が多くあります。図面を読む力、修正の意図を理解する力はそのまま現場で役立ちますし、CADオペ時代の経験がむしろ強みになります。

私自身もCADオペをしていた時期がありますが、施工管理のほうが収入の面で圧倒的に有利だったため転身しました。実際にどのくらいの条件で契約できるのかについては、以前32歳無職から月50万円の施工管理派遣の契約に至るまでの交渉でも詳しく書いていますので、あわせて読んでみてください。

女性にも歓迎される仕事であること

施工管理と聞くと、体力仕事や男性中心の職場というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし実際の現場では、書類作成や図面確認、業者とのやり取りなど、CADオペの経験がそのまま活かせる業務が多くあり、女性も十分に歓迎されています。むしろCAD経験があることは、施工管理の現場において評価されるポイントの一つです。

収入面や働き方の安定性が気になる方は、施工管理の派遣は仕事が切れないのか、福利厚生はどうなっているのかもあわせて参考にしてみてください。

CADオペから施工管理への転身を示す比較図

まとめ:収入の伸びしろとAI失業対策として転身を考える

CADオペは居心地がよく、一定のスキルがあれば評価もされる仕事です。しかし収入の伸びしろが小さいこと、そしてAIによって比較的早く代替されやすいことを考えると、いずれかの段階で選択を迫られる可能性があります。CADオペから施工管理への転身は、その両方に対する現実的な生存戦略です。収入の伸びしろとAI失業対策の両面から、施工管理への転身を一度検討してみてはどうでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。派遣の施工管理という働き方に興味を持った方、今の派遣先や将来に少しでも不安がある方は、LINEから気軽に相談してください。私が資産3,000万円を作るまでの経緯は、書籍『派遣の施工管理で3,000万円作った方法』にもまとめています。日々の発信はYouTubeInstagramXでもしていますので、よければそちらもチェックしてみてください。

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