私はかつて(1級ではなく)2級管工事施工管理技士の資格をもって、ゼネコン2社での就業経験があります。
そのうち1社は27歳のときには月45万円(残業別)
2社目は31歳のときに月60万円(残業込み)で働いていました。
『2級』の施工管理技士の資格を持っていました。
今、私は派遣社員として施工管理をしております。
今の就業先は月50万円(残業別)の条件で決まりました。
それも『2級』の施工管理技士のころに決まった条件です。
(今は1級の施工管理技士の資格を持っており、毎年昇給して53万+残業代です)
建設業界における人材不足が深刻な現在、企業はますます人材獲得に奔走しています。
なんとしても施工管理の人材を囲い込もうとしています。
そんな中、私のような派遣人材への需要が高まっています。
実際に2級の施工管理技士(管工事)で年収アップに成功した派遣社員の私が、その方法についてお伝えします。
〇25~35歳
〇2級の施工管理技士の資格を持っている
〇今の給料に不満がある
〇5年で2000万作りたい
この4つの条件に当てはまっていれば、この記事が役にたつかもしれません。
2級の施工管理技士なら年収550万~
私の経験上、2級の施工管理技士であれば少なくても月40万以上はほぼ確実です。
25~35歳くらいであれば、月40万~45万は可能です。私のように50万契約も狙えます。
例えば月40万円で契約できたとします。
400,000円×12カ月=480万円
派遣社員を必要としている企業は基本的に忙しいので、残業0ということはありません。
平均残業時間は20時間~45時間くらいあるでしょう。もっと忙しいこともあります。
残業1時間あたりの金額
(400,000÷160)×1.25 = 3,125円
平均の残業時間が20時間とします。
20時間残業したときの月収は
400,000円+3,125×20=462,500円
年収は
462,500円×12カ月=555万円
もし月45万契約で、平均の残業時間が20時間であれば、
月収は
450,000+{(450,000÷160)×1.25×20}= 520,312円
年収は
52万×12カ月=624万円 です。
平均の残業時間が30時間であれば666万
平均の残業時間が40時間であれば708万
いかがでしょうか。
大企業に勤めている方であれば、20~30代でこれ以上の金額を貰っている人もいると思います。
一方で、2級の施工管理技士の資格を持っていながら
年収500万以下の20代30代の中小企業勤務の方も少なくないのではないでしょうか。
最初の交渉が大事
派遣会社はあなたとの契約金額をなるべく安くし、派遣先企業から支払われる派遣料金との差額で利益を得ています。
交渉さえうまくやれば、2級でも40万~50万の給料がもらえるのに、30万円程度の条件でサインしてしまう人も少なくありません。
派遣社員の昇給は数千円程度です。
一生懸命がんばれば、昇給するはずだ。
派遣先での評価が高ければ昇給するはずだ。
というのは単なる妄想です。
一番最初に契約する金額から、毎年数千円ずつ上がるだけです。
最初の交渉をうまくやって、なるべく高い給料で契約してください。
あなたが2級の施工管理技士の資格を持っていて、月30万円代の提示であれば断ってください。派遣会社は金額を上げて交渉してきます。
45万円と言うまでは粘りましょう。
私の場合は45万円からさらに粘っていたら50万円の提示をいただきました。
自由な時間で副業する
派遣社員で施工管理をすることのメリットは自由な時間が多いことです。
正社員でプロジェクトの中心メンバーとして働いていると、遅くまで残業をして、家に帰ってからも次の日の仕事のことを考えていて、自由な時間は少ないです。
派遣で施工管理をしている人は、施工管理を一生やっていたいという人だけではないと思います。他にやりたいことがあったり、夢があったり、プライベートや趣味を充実させたくて派遣社員の道を選ぶ人もいます。
実際に派遣社員は正社員と比べると負荷が少なく、自由な時間が多いです。
その余った時間を副業にあてれば、さらに年収を増やすこともできます。
派遣社員の方が資産形成に有利
先ほどいくつかの年収シミュレーションをお見せしましたが、
派遣社員の場合は、年収には現れない隠れメリットがあります。
その1つとして、借上社宅制度があります。
中小企業勤務の人で、家賃を自分で負担している人も多いのではないでしょうか。
借上社宅に住めば、家賃は0円です。
1人暮らしで月7.5万円の家賃を払っている場合と比べると、手元に残るお金が年間で90万円違います。
家賃を自分で払っている人にとって、家賃は家計の中でも大きな割合を占めます。
例えば先ほどの月平均20時間残業で、月収52万円の場合を考えてみます。
住民税、所得税、雇用保険料など引かれて、40万円の手取りがあったとします。
家賃0円で、それ以外の出費が10万円あったとしても、30万円が残ります。
30万円でピンときた人がいるかもしれませんが、
2024年からはじまる新NISAの積立上限額が年間360万円で、月々にすると30万円なのです。
派遣の施工管理で借上社宅に住めば、月30万円分を非課税枠で投資に回すことができます。
今あなたが中小企業で正社員を続けて、月に30万円を投資に回すことができるようになるのは何年後でしょうか?
今あなたが2級の施工管理技士の資格があるならば、新NISAの非課税枠を最短で埋めることができます。
年間利回り5%で運用すれば、5年後のあなたの資産額は2000万円を超えている可能性があります。
そして、その2000万円は10年後、さらに増えているかもしれません。
2000万円あれば、老後の生活の心配はほとんどなくなります。
施工管理の仕事をやめて、本当にやりたいことを全力でやるだけの勇気が湧いてくるかもしれません。
60歳で2000万円あるのと、30代のうちに2000万円あるのは全く意味が違います。
何かを新しく挑戦するには十分に若いのです。
あなたが今の会社のまま5年働いても2000万円の資産形成ができないのであれば、派遣で施工管理の仕事を選択肢の1つとして考えてみてください。
より具体的なアドバイスや、相談はTwitter(X)のDMから受け付けていますので、気軽にメッセージください。実際に派遣社員として施工管理の仕事をしている私が可能な限りお答えします。